小学生の恋
さて、気を取り直して今度は5年生になり、みきちゃんのことが好きになりました。
彼女は歯医者さんの三人姉妹の末娘で、やけにませていて、コトバもたくさん知っていました。
私も兄がおり、同じ学年の子たちはやや幼く感じられて、物足りなく感じていたので、彼女と話すひとことひとことが楽しく、うれしかったことを覚えています。
高校生になるまでは、ただ一緒に話したりするだけで楽しい、いわゆる片思いでプラトニックで満足していました。
性に目覚めてからも、何故かそういうエロティックなものと、淡い恋愛の感情はカテゴリーが違うものであり続けました。
いまでも、こんなおっさんになっても、エロティックなものを欲する欲求とは別に、ただ好きな人と一緒に時間を過ごしたいという純情なやわらかな気持ちは、存在しています。
ときに、本能と理性に苦しまされることもありますが、人を好きになるということは、純粋な心の働きであり、とても素敵なことだと思います。
マスコミなどのマイナスな情報過多な時代ですが、できれば、純粋な恋心の育つ環境が守られれることを望みます。